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木更津の湧水地「いっせんぼく」でいきもの観察ツアー 親子で自然を体感

いっせんぼく近くの湿地帯

いっせんぼく近くの湿地帯

 木更津の湧水地「いっせんぼく」(木更津市真里谷)で8月18日、「いきもの観察ツアー」が開かれた。

水生生物などを採集

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 主催は木更津市観光協会(きさらづDMO)。夏休み期間中の親子連れを中心に、大人14人、子ども5人が参加した。

 講師を務めたのは、「いきもの倶楽部KONOMI」代表のこのみゆうきさん。京都大学農学部卒業後、同大大学院修士課程を修了し、昆虫や両生類、生物多様性について学んだ経験を生かし、子どもが自然や生き物に触れる機会をつくる活動に取り組んでいる。

 参加者は集合場所の富来田地域交流センターを出発し、目的地の「いっせんぼく」までの約3キロの道を徒歩で移動しながら生き物を採集した。同センターに戻った後、採集した生き物の観察やスケッチを行い、ほかの参加者が捕まえた生き物も観察。観察会で使った学習帳は、夏休みの自由研究にも活用できるという。

 「いっせんぼく」は湧水地の名称で、竹林の根元から幾つもの水が「ボクボク」と湧き出ていたことが名前の由来とされる。目的地までの湿地帯は、地元住民やボランティアが保全活動を続け、歩きやすいよう木道も整備されている。周辺は「うまくたの路」とも呼ばれ、季節ごとに菜の花やコスモスが咲く散策路として知られる。

 きさらずDMOの柴田さんは「ツアーを通じて、いっせんぼくの生き物観察や保全につなげたい。開催は今回で2回目だが、来年以降も複数回開き、木更津市民には地域の生態系を、県内外の人には生き物への関心を深めてもらいたい」と話す。

 参加した男性は「いっせんぼくは環境が良く、普通の公園にはいない昆虫や水生生物もいた。子どもは普段、虫をあまり触らないが、今日は虫を触る日だと伝えたところ、楽しんで観察していた。来年も開催するなら、ぜひ参加したい」と話していた。

 採集した生き物は観察終了後、生態系を維持するため、職員の手で元の生息場所に戻された。