菅原工芸硝子(九十九里町)のポップアップショップが8月1日、三井アウトレットパーク木更津(木更津市中島)にオープンした。
三井アウトレットパーク木更津は総店舗数約330店を数えるアウトレットモールで、東京湾アクアライン木更津金田インターチェンジから車で約5分の場所にある。同社の工房がある九十九里町と同じ千葉県内での出店となる。
天然の砂を原料にガラス製品を製造している同社。天然素材故に、製造過程で気泡や筋が入るなど、規格に満たない製品が一定数生まれるという。菅原裕輔社長は「決して悪いものではなく、日常使用には全く問題がない」とした上で、こうした製品を「セカンドクオリティー(正規外品)」と呼んで販売していると説明。世間的には「B品」と呼ばれることも多いが、否定的な響きを避けるため、同社では呼称を改めたという。
同社によると、製品を大切に届ける取り組みの一環として、昨年、御殿場プレミアム・アウトレット(静岡県御殿場市)で初めてアウトレットモールへのポップアップ出店を実施。想定を上回る反響があり、新たな客層の開拓につながったという。今回の木更津出店は、地元・千葉県での出店を希望して実現した。
広報の菅原加代子さんは、御殿場は訪日外国人客の来店が多いのに対し、木更津は家族連れや若い世代、夫婦での来店が目立つと来店層の違いを説明。工房のある九十九里に近いこともあり、既に商品を知っている客も多いという。
会場では、製造を終了した色柄などの「アーカイブ」、催事などで使った「セカンドハンド」の商品も並べる。什器には、御殿場出店時に製作したものを再利用。廃材を使い藍染めを施した什器を、建築家の助言を得て製作したといい、内装にも「ものを大切にする」という同社の姿勢を反映させているという。
菅原社長は「微細な規格外で日常使いには支障のないもの。ぜひ気軽に暮らしの中で使いながら、手作りのガラスの美しさ、楽しさを感じるきっかけになれば」と力を込める。
営業時間は10時~20時。9月20日~9月22日は、9時30分~21時。9月27日まで。